連載:ふるさとを離れる

ふるさとを離れる

東日本大震災から10年がたち、テレビ・新聞では特番を

組んでいる。

原発の事故で避難生活をされた方が、留守をした自宅に

戻ると、蜘蛛の巣が張りめぐり、部屋中にカビの臭い

充満していた。

共に暮らしていた娘夫婦に新居で「一緒に孫の面倒をみて

欲しい」と言われ、

地域の人達と笑顔で過ごした地を離れる事にした。

どんな思いをしてふるさとを離れたと思うと胸が痛む。

私も田舎で働きたい仕事が無く、就職で、伊豆・天城の

持越から神奈川に引っ越した。

それから東京・府中に工場の移転で引っ越す、またまた、

その府中も二度越し、結婚で立川に越した。