ラッセ・ハルストレイム監督

たまたまジョニデ繋がりで、
『ギルバート・グレイプ』を観て、
その繋がりで『サイダー・ハウス・ルール』に。
20年前の公開時に映画館で観ている。
そして、その終わり方に納得できなかった自分を覚えている。
どちらかといえば復習したくない作品だった。

20年ぶりに観て驚いた。
主人公が孤児院に戻るラストを、すんなりと受け入れている。
誰にとってもバラ色の未来はない結末、
なのに後味がよいと感じたのは何故だろう。

孤児院を飛び出して外の世界を経験したが、
どこにも同じような苦労はあり、
それを一つずつ丁寧にこなしていくことが、
人が生きるということ。
人生