大学三年生の時に同級生の仲良しから麻雀を教えてもらった。「打とうよ今夜も」と先輩から誘われれば、喜んで徹夜麻雀をした。「打とうよ今夜も」だって、わかるかな。でも、初心者の私と年季の入った先輩たちとでは腕の差が歴然としていて、ほとんどが私の負けだった。それでも、麻雀をなんとか覚えようとしていたので、負けても、負けても楽しかった。今の下手くそなゴルフと同じようなもんだね。

　大学を卒業して、とある製薬会社に入ってからも、せっかく覚えかけた麻雀を人付き合いに利用しようと、社内のいろいろな人に声をかけて、毎週のように麻雀をした。結局、八年間くらい熱心に麻雀を