連載:タクシー日記

訳の分からんお客さん

昨日六本木辺りから代沢まである男性客を乗せた。
歳のころは30代後半ぐらいだろうか。
ちょっと酔っぱらっている感じで乗ってくるなりいきなり携帯を渡されて、そこへ行ってくれと。
電話口にはいかにもトッポイおねーちゃんが住所を言ってくる。

ナビを入れて向かったのだが、途中「今、どこに向かってるんだ?」と聞いてきたので、「さっき言われたところですけど」と返すと、今度は「いくらぐらいで行ける?」と。
「だいたい3000円ぐらいです」というと、「だいたいじゃなくてちゃんと言え」と。
「タクシーは交通事情で料金が変わりますので、絶対にこの料金で行けますとは言えませ