昨日は一匹の金魚が死んだ。
早死にだった。

元気ハツラツだったのに突然の死である。

中国の詩人「白楽天」は、
「春ともなれば若草は必ず大地から芽を出すが、死んで大地に葬られた人は還ることは無い」と詠じた。

金魚も然りである。

残る金魚はもう４年も生きている。

元気ではあるが、これまた、人の命と同様に「果て」がある。

毎日金魚を眺めていると「果て」比べをしてるようで、元気が出るようではあるが、なんだか悲しくなる。

まして「果て」を生涯の「涯て」の漢字に置き換えると悲しくさえなる。

とはいえ、まだまだ涯てまでの果て比べは続いている。

とりあ