女体の謎

自分で運転して耳鼻科へ行くと云うルンバ。

口の中に一ヶ月ほど前から「でき物」があると云う。
独りで様子をみて悩んでいたのだ。
「ガンだ、きっとガンだよ」と空元気で騒ぐ。

「どれどれ」と云って久し振りに大接近し、口を開けさせて奥様の穴を覗く。
確かに何か白い部分もあり腫れている感じがしないでもない。

そのまま医師のように頸部リンパ節と顎下腺を触診。

せっかく近くにいるのだから、何年ぶりかのチュッでもしようかと思った瞬間、殺気を感じたルンバは私の前から逃げた。


この新コロナの時期、診察室も感染には神経質になっていて、直前までマスクを外さないように