連載:紙上句会

京滋句会4月例会 上位句

私が所属しています京滋句会は、コロナ禍で、昨年3月から吟行を中止し、「ひとり吟行」での作句で、紙上句会が続いています。今月は、11人参加55句で競いました。
互選の評が割れて、1位3句、4位3句になりまっした。私は、1位と4位に入りました。上位句を掲載させていただきます。お楽しみいただければ幸いです。

1位 躾とる娘の春袷百日忌 (N.Y)      
【評】百日忌の迫る春の陽ざしの中で、娘の春袷の躾糸を取っている。母の悲しみが伝わる。 

1位 沈む陽へふらここひとつ揺れてをり (一世)
【評】誰もいない公園の夕景描写が良い。

1位 黒髪の真っ直ぐ