母との想い出

 母は現在、99歳と4か月です。まず、100歳まで生きて欲しいと思っています。弟が介護してくれています。僕は月に一回だけ、母に会いに行きます。そのときは、必ず、母にとっては曾孫、僕の孫の義隆の写真を持って行きます。母は、とにかく、その写真をしっかり見てくれます。
 母の想い出は、何と言っても、妹をずっと看護養育している姿を思い出します。生まれてすぐに、脳性小児まひと宣告された妹は、僕の知る限り、田舎の医院と甲府の県立病院に母が背負って通っていたことです。妹は、県立病院で、脊髄に注射されて治療を受けていたようです。それは酷く痛い治療のようでした。妹は、1学