55、『東京會舘とわたし(上)旧館』(辻村深月著)はクラッシックの、素晴らしさ知る

『東京會舘とわたし(上)旧館』 辻村深月著 文春文庫
2019年9月10日発行
ー辻村さんが、林真理子との対談で、東京會舘で、直木賞受賞と自身の結婚式を東京會舘を利用して行い、良かったことを話していた。また、エッセイ集で、東京會舘の小説を書いたことを言っていた。それで、この本を読んだ。この(上)では、最後の洋菓子とカクテルを開発した話に感動した。仕事というものの面白さ、真剣さが伝わって来た。

ー東京會舘を舞台に小説を書くー。
 「小椋先生にも、そう思っていただけるような一日がありましたか」
「もちろんです」
 小椋にとっても感謝している一日がある。