直前の日記に記したように、wakohは1992年3月31日に東京大学を定年退官するとともに、その翌日1992年4月1日、帝京大学教授に就任した。
他の大学ではなく、どうして帝京大学に就職したか。もうほぼ30年も前のことだから、それを明らかにしたからとて、誰に、何処に、影響が及ぶことはよもやないであろう。
東京大学の定年は、その当時は、60歳だった。だから、多くの先生方は、いわば引っ張りだこだった。まだ、本人に活力があり、十分な余力が残っていることが多かったからでもあろう。
それに、その頃には、大学の新設とか、学科増設とか、学生定員増と言ったことが
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