第2113話 雨蛙・蟇

昨日が定例句会の日でした。兼題は雨蛙・蟇です。以下は入門歳時記の解説です。

蟇(ひきがえる) 傍題:ひき 蟾蜍 蝦蟇

 日本各地に住む大型の蛙。体は肥大して四肢が短い。背面に多数のいぼがあるため、いぼがえるとも呼ばれる。昼間は草むらや床下にひそみ、夕方ごろから出て来て、蚊や小さな虫を捕食する。二月ごろ、池や沼などに寒天質でひも状の長い卵を産んだ後、再び春眠に入り、夏の初めごろに出て来る。動作が鈍重で姿が醜いので人に嫌われるが、実験動物として寄与し、害虫を駆除するための有益な動物と言えよう。

〇兼題:雨蛙・蟇の入選句

・マンションの暮らしは蟇の貌知