姫女苑 愛でる わが家の花の庭

 姫女苑というのは雑草である。ナズナ(ぺんぺん草)と共に「貧乏草」とも言われる。

 怠け者の畑にはナズナや姫女苑が生えて作物も実らなくなり、家は没落していくだろう という意味だ。憎い相手に対して「お前の家にはぺんぺん草を生やさせてやる」という呪いの言葉もあったそうだ。その家の人が病気や大けがで畑仕事も出来なくなり没落するように祈ってやる という意味だ。

 でも、芭蕉は「よく見ればなずな花咲く垣根かな」の句を残し、教育者の中には「生徒には何かしら取り柄がある」それを見つけて伸ばしてやれば、その子も自信を持ち、他の面でも伸びてゆく。「よく見れば」精神で子