山川家兄弟姉妹の奮闘

  山川家の兄弟姉妹というのは、会津藩が藩をあげての流罪とも言うべき斗南藩移封後の権大参事(主席家老)を勤め、明治時代には軍人・教育者として活躍した浩、女子高等師範学校に勤め女性教育者として有名な二葉、皇后陛下のフランス語通訳として勤めた操、白虎隊の生き残りとしてアメリカへ留学し、物理学者・東京帝大総長になった健次郎、女子留学生としてアメリカへ派遣され優秀な成績で女子大を卒業し のち大山巌夫人となり「鹿鳴館の華」と謳われた捨松らのことであるが、彼らの生きる道は非常に厳しかった。

 中村彰彦 著「山川家の兄弟」を読んで、新しく知ったことをここにまとめてお