連載:わが道

『わが道』(88)③『交流:既知と未知を超えて―ワコウの日記から―』(1552)

 タイトルだけをご覧になったら、一体何事かと訝しく思われるかもしれない。wakohの書いた日記の最初の1年1か月分を印刷に付したものである。B5版で、860ページからなる、ずっしりと重いものだ。もちろん、だから研究ではない。ある意味では、教育とは関係があるかもしれない。
 何故か。この書物の発端は次の事情による。wakohは、帝京大学でも、教育学科でも、心理学科でも、卒業論文の指導も行ってきた。ある時、心理学科のwakohの卒論ゼミを取っていた、ある女子学生が「ミクシィで、卒論のデータを取っていいですか」と質問してきた。心理学科には立派な先生方が多くおら