大切な一冊

「お題の投稿日記」-「人生の一冊」に
「あなたにとって大切な一冊を教えて下さい」
とある。

生来のひねくれ者である私は、これで考え込んでしまった。
「大切な一冊」とは何?
電子書籍で読んだ場合は「一冊」か?
高価で豪華な装丁で本棚に入れとくと来客が感心する本のこと?
短編集の中の一作が自分の人生を決めた、場合はその「短編集」か?その「一作」か?

私が引っかかるのは「大切」という語。
良かった本、感動した本はあるけど、「大切な本」はない。

例えば「大切な万年筆」、
大学の入学祝に親父が買ってくれた。
こういうのは分かる。唯一無二の存在だから。
恋人か