四人囃子/Ride on SEE・SAW

初めて買った四人囃子のレコードはシングルの
「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」だった。

1975年8月に後楽園球場で行われたワールド・ロック・フェスティバルで
ギターの森園が「空飛ぶ円盤の歌」と紹介した曲。
レコードが発売されると「あのときの曲だ」と、すぐに買った。

1974年に発売された彼らのファースト・アルバム『一触即発』は
ガッツや新譜ジャーナルといった邦楽を扱う雑誌はもちろんのこと、
ミュージック・ライフや音楽専科など洋楽雑誌でも絶賛され
子供心にも「とんでもないバンドがデビューしたんだな」
という認識は持ったがLPを買うまでの余裕はなかった。