あけび庵の日記

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あけび庵の日記
鬼飛の毬栗あおし獣道
 廃村の今だ人気のない有様は、かつての住人
の魂の帰りを待っているようだ。家々に続く道
のそれは細くとも振り向かば遠くに人の気配を
感じられるかもしれない。時をどれほど巻き戻
したら、ここに生きずく声になるのだろうか。
 山間部の土石流の恐ろしさは年々増してきた。
山道の脆弱さは生活の道にしている者にとって
は死活問題だ。崖崩れの悲惨さは、普段と違う
災害なのだ。遠い昔の大阪は湿地帯で水の被害
が多発した様だ。其処に堀を設け掘った土を積
み上げ平野の水を抜いていった。また、家康が
関東平野の湿地帯を堀を設け