たとえばイカダに乗って川下りをすれば、
川がひとつの流れで出来ていないことがすぐにわかります。
流れが急に速くなっているところ、淀んでいるところ、
多くの流れがぶつかって複雑な流れをつくっているところ、
さまざまな流れがあるのに気がつきます。
いろいろな流れが合わさってひとつの川をつくっているように、
流れをとらえるには無数の小さな流れがいっしょになって、
全体の大きな流れになっていることを感じ取らねばいけません。
つまり大きな流れを感じ取ろうと思えば、同時に、
小さな流れも気がつかなければいけないということです。
その瞬間は