司門君 絶体絶命
それはまだ私の髪がふさふさだったころ、9月のとある日曜日に彼女へのプレゼントを持ってバイト先に行きました。
まだ大学生だった僕は知人の経営するレストランで夏休みの間バイトをさせてもらった。
その日は司門君のバイトの最終日だった
お目当てのあの子に小さなプレゼント
フロアーをこまねずみの様に動き回る君
とても声をかけられる雰囲気ではない
「司門君、ご苦労さん」
僕に何かと世話をやいてくれた主任
「あ、主任さん、お世話になりました」
「明日から寂しくなるわね」
「あ、いえ、冬休みもまた来ますから」
「待