東日本大震災の津波から10年目の誓い:命を守ること

郷土研究会から表記のテーマで原稿依頼があった。
難しいことはわからない方でも、命を守るために何を優先させるか? これがカギであろう。
あれから10年たって、周りには被災写真集や記録映像は見飽きるほど溢れているが、どこにも命を守る手段を実行した記録や、その事実を残した人が少ない・・・。

今、現地の人に車椅子で30分以内に津波の届かない安全な場所に避難できますか? と聞いてみたい。できない人は墓場に行くことになる。10年前に亡くなった私の知人は、みんな避難途中の車内で亡くなった。道路は避難の車で渋滞し、動かない・数珠繋ぎとなる。一家に複数の車が一斉に車道