桐の実のからんと落ちて年明くる 岩木茂
和太鼓のおとに桐の実弾けたる 瀬川公馨
桐の実のからから鳴るや明日は晴 豊谷ゆき江
朝の空澄めり八十路の一日目 菅野蒔子
ふるさとの空澄み渡り銀河濃し 廣瀬義一
アリゾナの空澄み渡る冬の朝 伊吹之博
冴え冴えと田んぼ一枚曼殊沙華 アロマ
空澄んで昼のチャイムは役場より 大島英昭
空澄むや注連縄高き那智の滝 宮元陽子
澄む空を歩く靴音スカイツリー 岡山敦子
空澄みて水より昏れる河童橋 阪倉孝子
空澄むや黒部の水のきらきらと 黒