映画「死にゆく妻との旅路」 哀れな実話でした。

 これは実話をもとにしたドラマである。

 清水久典(三浦友和)は石川県出身。経営する会社が倒産し52歳で無職になった。11歳下の妻 ひとみには何故か『おっさん』と呼ばれる。七尾市で経営していた縫製工場はバブルの影響で倒産した。ひとみに対する愛情は深く、病気入院中のひとみを献身的に世話した。そのつもりだったが、ひとみからすれば、病院に放置された気持で、元々、夫に甘える気持ちが強かったことから、異常に夫と離れることを恐れるようにもなった。「母子分離不安」という病気があり、それは実例を見て教員として指導にもかかわったが、これは「夫婦分離不安」とでもいうのだろ