「映画紹介」の日記一覧

会員以外にも公開

映画「海街diary(うみまちダイアリー)」

鎌倉の極楽寺近くで暮らす4姉妹(幸/綾瀬はるか、佳乃/長澤まさみ、千佳/夏帆、すず/広瀬すず)の物語である。 姉妹の父は上の3人が幼い時、綾瀬はるかがまだ高校生の時、母とは別の女性を好きになって家出してしまった。夏帆はまだ本当ら幼く、迷子になって交番に保護された時、ウンコを漏らしてしまったほどの時期である。 父は誰にでも優しいが、「優しいだけのダメ人間」だったのである。 母も頼…

会員以外にも公開

映画「望み」      親になる覚悟

 すごく心にしみる映画だった。  息子は気の優しいサッカー少年だったが、何かが、不良先輩の気に障って、プレー中 故意に怪我をさせられ、そのことからトラブルが発展して、彼の親友は殺害された。  彼も行方不明で、主犯はその不良少年らしいが、ほかに3人の少年が行方不明で、彼は加害者一味で逃亡中なのか、被害者の一人で殺されているのか、分からなかった。  母親は半狂乱で「加害者でも良いから生きていて…

会員以外にも公開

映画「461個のおべんとう」  絶対あり得ない無理な設定

 人気バンド「Ten 4 The Suns」のギターとヴォーカルを担当し、自由奔放な性格で、楽観的で周囲を楽しませるキャラの鈴本一樹は「人間は楽しいことだけをしていれば良い」という信念の持ち主で、ついて行けない妻・周子に離婚を申し出られ、中3の息子は「父・母のどちらについて行く」という問いに、訳がわからないまま「お父さんの方」と答えた。それから間もなく、息子には高校受験があり、浪人した。  現…

会員以外にも公開

映画「きみの瞳が問いかけている」

 某国映画『ただ君だけ』のリメイクだそうだ。涙、涙の感涙ラブ・ストーリーだが、徹底してインチキなストーリー展開で、社会的な広がりや必然的に起こるはずの派生的事件を全部省略している非現実的ドラマだ。  さすが、捏造歴史の国のドラマと思わされた。  でも、安直に泣くのには向いてる映画だよ。歌謡曲なんかも歌詞を真面目に検討したら、全然、有り得ない展開だからね。例えば「女の港」なんて、安直に聞けば恋…

会員以外にも公開

映画「ステップ」   亡き妻(母)への3つの考え方

 亡き妻をどう考えるべきか。私と婚約者は「亡き妻は私の半身になっている」と考える。もう、私の心も体も細胞の中にも和子は混じっている。和子は排除すべきではないし、無理に分離・排除したら私が死んで消滅してしまう。 冷静に考えると、亡き妻が私の中にいるという考えが「中庸」である。  故人の存在を完全否定し「前の奥さんのことは忘れてあげなければ、新しい奥さんが可哀そうよ」と、常識家のつもりで言う人が…

会員以外にも公開

映画「隠し剣・鬼の爪」    松 たか子 さんが可愛い。いじらしい。

 「たそがれ清兵衛」以来、藤沢周平の短編小説が幾つも映画化された。あまり剣の名手とは知られず、間が抜けているというか・あまり評判が良くないあだ名・容貌を持つ下級武士の主人公が、外観とは異なり切れの良い剣の腕前を披露する展開には胸がすく。「武士の一分」などは目の見えない武士が決闘をせざるを得ない立場に追い込まれ、それでも相手を倒すのだから、すごい。  しかし、このシリーズで私が一番好きなのは「隠…

会員以外にも公開

映画「浅田家」  限りある命を精一杯幸せに生きる。つかめる幸せはつかまねばならない。

 これは津市出身の写真家・浅田政志氏をモデルにした実話物語である。  1989年。10歳の政志が学校から帰ると父が包丁を落としてケガをしていた。母に知らせようと家を出た政志は玄関で転んで血を流し、騒ぎを聞いて2階から降りようとした兄は階段から転落、浅田家の男三人は揃って母・順子(風吹ジュン)の働く病院で手当て受ける羽目になった。  父は本当は消防士になりたかったのだが、実際は普通のサラリーマ…

会員以外にも公開

恋愛コメディ 「40女と90日間で結婚する方法」

 無茶苦茶な題名だけれど、内容はまじめで涙が出てくる感動場面もあった。放送時間は各10分。全12回の連続ドラマである。  カリスマ美容師でアラフォーの独身女・大庭琴音(飯島直子)の前に、23歳のイケメン・エリートサラリーマン・早坂翔(市原隼人)が現れる。彼は日本一の広告代理店「電宝堂」プロモーション事業局勤務で、慶應出身のお坊ちゃま。  琴音を指名してカットやカラーリングをしてもらうためには…

会員以外にも公開

寺島しのぶ の 「やわらかい生活」

  単なるエロ映画なんだけど、寺島しのぶ が 痛々しくて観ているのが辛かった。あの人は何であんなに自分を貶めるような役に出るんだろう。多分、「愛の流刑地」だったと思うけど、ベッドシーンではまるで相手役に本当に挿入させているかのように見えて、そんなのエロ映画だったら当たり前だし、演技力も何もない無名の少女たちが騙され・脅迫されて出演させられ、精神障害になったり・自殺者も多数出て、社会問題になった。…

会員以外にも公開

久々に映画「手紙」を観た。 深い真実があるし、泣けた。

 映画館ではなく、TSUTAYAのDVDです。  この映画は東野圭吾の原作で、親のない武島剛志(玉山 鉄二)・直樹(山田 孝之)兄弟と、直樹を思う白石由実子(沢尻エリカ)の物語である。  剛志は学力も並み普通で経済力もなかったから、高卒でトラック運転手として働いていたが、優秀な弟を何とか大学へ行かせてやりたいと無理をして、腰を痛め・解雇されてしまった。思いつめた彼は空き巣狙いを考えたが、その…

会員以外にも公開

「北のカナリアたち」 カリンカとは何か?

DVDで「北のカナリアたち」をまた観た。  吉永小百合さんが島の分校の先生で、たった一人の先生。現実にはそれは有り得ない。在籍児童は6人でも、校長・教頭・事務員・用務員兼給食配膳員などを含めて5~6人の職員は必要だ。それでは人件費が大変だから、分校を廃止して、小規模校を廃止して、大規模校にしていく動きがあったのだ。多分、埼玉県にはもう分校は存在しない。  教室は2っ。4.5.6年生の教室で授…

会員以外にも公開

映画「北のカナリアたち」 テーマが良いし、合唱がすごくきれいだよ。

 舞台は北海道最北端の非常に小さな島の小学校分校。北海道最北端にそんな小さな島があるのかな ? ロケは利尻島・礼文島・稚内などでしたようだが、稚内の北の有人小島は非現実的だ。吉永小百合さんがたった1人の先生で、全校児童は6人。ここで分校主任も事務員も用務員もいないのも非現実的だよ。全校児童が6人だけなのに全員同学年というのもさらに不自然で、有り得ない設定だ。  ボクは分校や極小規模校勤務をした…

会員以外にも公開

健さんの映画「海峡」が良かった

 昨日・今日・明日と連続でBS日テレで健さんの映画を放映してる。  昨日は「大脱獄」今日は「海峡」明日は「新幹線大爆破」になる。  「大脱獄」は健さんが強盗の仲間に誘われ、それが必要のない殺人まで含む計画で、なおかつ、罪は健さん一人にかぶせられ、他の仲間には偽のアリバイがあって、健さんに死刑判決が降りるのだが、  健さんの収容された死刑囚拘置所は、犬山市の「明治村」に保存されてる刑務所みた…

会員以外にも公開

高倉健の映画「あなたへ」

 高倉健は富山刑務所の刑務官で、木工の指導監督をしている。神輿を作っている。  服役者の一人が心臓発作かなんかで死亡する。すると毎月慰問に来てくれてた童謡歌手(田中裕子)が来なくなる。  実は、彼女は亡くなった服役者・お神輿を作りながら木工技術を身に付けようとしてた人の内縁の妻で、ボランティア慰問ではなく、「彼一人のために歌いに来てたのだ」と健さんに告白する。歌う歌は「銀河鉄道の夜」に出てく…

会員以外にも公開

映画「今度は愛妻家」   故人を「存在している」と感じてはいけないのか?

 ストーリーが少々雑で分かりにくいところがあったが、重要な問題提起をしている良い映画だと思った。  長くなるから、結論を先に書いておくが、この映画では主人公が妻の死でめげて・スランプに陥っているので、「もう、忘れなさい。妻はいないと理解して、新しい人生を生き直しなさい」というもの。私はその考えを否定しないし、そう考える人はそれでも良い。ただ、世の中には「自分が故人を覚えている限り、故人は自分の…

会員以外にも公開

映画「キセキ ~ あの日のソビト ~」

 これは、いまだに顔出しを一切していない音楽グループGReeeeNの実話をもとにした映画である。  「ソビト」とは、「素人」または「空人」のことで、新しいことに果敢にチャレンジしていく人のことを指している。  GReeeeNのメンバーは全員、歯科医師ということ以外はほぼベールに包まれている。そんなGReeeeNの代表曲『キセキ』が誕生するまでの物語が映画化された。  俳優の松坂桃李と菅田将…

会員以外にも公開

映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」

 ドタバタ喜劇だけれど、新妻の榮倉奈々が可愛いからどんなおふざけでも許してあげちゃう気持になる。  主人公の加賀美じゅんは結婚3年目のサラリーマン。帰宅すると、妻のちえ(榮倉奈々)が必ず死んだふりをしている。そこで、夫としては「妻は何を悩んでいるのだろう?不満があるならはっきり言ってよ!」と悩む。この悩み事は実話で、その悩み事相談を元に映画は作られたそうだ。  死んだふりも最初はトマトケチャ…

会員以外にも公開

映画「羊と鋼の森」

 「羊と鋼」とはピアノ内部に弦を叩く槌があり、この槌のフェルト部分には「羊」の毛が使われ、弦(ピアノ線)は「鋼」で出来ていることで、主人公は調律師として修行に励む若者だが、ピアノ内部を「羊と鋼の森」と感じている。  主人公は北海道の田舎で、林業を営む父母の子として森の中で育ったが、高校生の時 学校へピアノ調律に来た素晴らしい調律師に出会い、「ピアノは世界につながっている」と感じて、調律師学校に…

会員以外にも公開

映画「花」の紹介の続き

さて、野崎は上司に事情を話して会社を辞めた。周囲には「司法試験を受ける準備のため退職した」と伝えてもらえるよう依頼したようだ。  それでも、野崎は手術同意書は白紙のまま、野崎は現実から逃避するように日々を過ごしていた。恋人にも一切の連絡を絶ち、携帯にも出なかった。当時の医療レベルでは動脈瘤を取るには頭蓋骨を外して、外から摘出するしかなく、手術の結果によっては命が保たれても、それまでの記憶が全く…

会員以外にも公開

映画「花」

 TSUTAYAで「大沢たかお主演」という事だけに惹かれて、何気なく借りてきた映画だったが身につまされてボクには非常に良い映画だった。  営業マンの野崎陽一郎(大沢たかお)は、営業成績もよく・結ばれそうな恋人もいて、成績が振るわず・妻が倦怠期で子どももわがままで悩んでいる先輩にひがまれ嫌味を言われても、それは冗談・褒め言葉だと分かっているから上機嫌で自転車で自分のアパートへ向かった。  その…