万葉集で読み解く古代争乱

 長い日記になって申し訳ありません。でも、「壬申の乱」はこれで終わりますから、興味のある人は我慢して読んでください。

 「万葉集」は天平時代に編纂された歌集で、成立には 勅撰説、橘諸兄編纂説、大伴家持編纂説などがあるが、現在は家持編纂説が有力である。

 歌の詠まれた時期は①壬申の乱まで白鳳前期。額田王、舒明天皇、天智天皇、有間皇子、鏡王女、藤原鎌足らの歌がある。②壬申の乱から奈良遷都までの白鳳時代。柿本人麻呂、高市黒人、天武天皇、持統天皇、大津皇子らの歌がある。③奈良時代つまり天平の前期の733年まで。個性的な歌人が輩出し山部赤人、大伴旅人、山上憶良