連載:妄想爺やの春夏秋冬4

真夜中の街に働く高齢の人たち

たまたま、祝日の今日の早朝、午前三時位に目が覚め眠れなくなった

仕方ないので、部屋を出てコンビニに行くことにした

缶チューハイを買って飲めば、眠れるかもと考えたからだ

するとコンビニまでの途中、工事現場に出くわした

昨日の晩までは無かった工事だ

大きな提灯のような形の白色灯のもと、工事業者の数人に、3人の警備員が現場についていた

警備員らは、見たところ70歳前後の高齢者ばかりだ

秋の近い、ほどよい涼しさの中での仕事である

警備員と言えば、猛暑、極寒のなか、作業場の見守りや、交通整理に立つ姿をよく見る

この工事は気候には恵まれてはいる