対岸の総裁選び

  総裁選を数日後に控え、毎日ワイドショーで、4人の立候補者の状勢や見通しなどが、長時間にわたり論じられている。
  しかし、一般の人が選択に関わることは全く無く、自民党の中の、勢力争いを対岸から見させられているだけである。
  総裁選出に関わる人の多くは、国の今後の選択にとって、誰が最も適しているかよりも、自分にとって、あるいは自分の属する派閥や組織にとって、誰が好意的に働いてくれるか、などが、選択基準になっているようである。
  そんな選挙が、約半月にわたり、公共放送を占拠して行われている。
  この総裁選も約1月後の衆院選を意識して、なるべく自民党