連載:心に残る名言

人間は考える葦である

パスカルの「パンセ」の中の言葉です。
「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」として、人間の、自然の中における存在としてのか弱さと、思考する存在としての偉大さを言い表したものですね。

人間はすべての生物の中で、その頂点にあると言っても過言ではないのかもしれません。
しかし、ゾウと相撲を取っても確実に負けるだろうし、雑草のような生命力もありません。
それでも、人の叡智はここまでの文化を築いてきました。人間はその自らの弱さを知っています。
だからこそ、その地位を保っていられのでしょう。


パスカルはフランスの哲学者、