赤い異邦 モロッコ紀行、其の20。ローマ遺跡ヴォルビリス。

フェズを出発して一時間、曇り空だが雨もあがり、一面に緑の絨毯が拡がる。ホントに色々な景色がある。それもスケール、スケール。

途中、ポリピリス(朝顔という意味なんだとか)という古い街を通過しモロッコに現存する最大のローマ遺跡ヴォルビリスでバスを止める。

なんだか畑か草原のど真ん中にポツンとあるという印象で周りには見事に何もなく、少し離れた反対側の山には曾て大司教なども住んでいたという街、ムーレイ・ドレスが見えてるのが中々の佇まい。「地球の歩き方」を開くと、そこは七八九年にモロッコ最初のイスラム王朝であるイゾリス朝が開かれたところで創始者ムーレイ・ドレス