第2166話 ノーベル物理学賞 真鍋叔郎氏ら3氏 地球温暖化予測などに貢献

スウェーデン王立科学アカデミーは5日、2021年のノーベル物理学賞を、気候の物理学モデルの開発を主導し地球温暖化の予測に貢献した米プリンストン大学の真鍋叔郎上席研究員と独マックスプランク気象研究所のクラウス・ハッセルマン教授、複雑系の理論を発展させた伊サピエンツァ大学のジョルジュ・パリージ教授の3氏に授与すると発表しました。

 3氏は、複雑なシステムの無秩序な事象を理論化する革命的な貢献が評価されました。

 真鍋氏は、大気中の二酸化炭素の濃度の上昇が地球の表面温度の上昇にどのように影響を与えるのかを示しました。1960年代、世界に先駆けて、対流によっ