執着によって出現した実体のない仮の症状

私の長年の悩み苦しみとは次の事だ。

思い通りにならない事柄に相対するとき、
不快感が湧き起こるが、
その不快感が気持ちだけで済まなくて
体の症状となって現れる。

痛みや息苦しさといった
体の症状となって現れるので、
なにか悪い病気にでも罹ってしまったのではないか、
とにかくこの痛みや息苦しさをなんとかしなければ、
と焦って取り除こうとする。

しかし

いくら一生懸命に取り除こうとしても
まったくなくならない。
そればかりか、
ますますその症状が強くなる。
強くなるのでさらに取り除くことに専心し、
日常生活が滞るほどになっていく。

この状況を森田正