海外音楽談義 No.23 Roberto Carlos

 1950年代末から現在に至るまで活躍しているブラジルの国民的大歌手、作曲家。「ラテンの王」の異名をとる。1968年のサンレモ音楽祭では「Canzone per te(君を歌う)」を作曲者Sergio Endrigoと組んで歌い、優勝。それ以来、イタリアとの縁をだいじにしているのか、イタリア語の歌も多い。子供の頃に鉄道事故に遭い、右足切断という悲劇を乗り越えて世界的な大スターになった脅威の人。

 「君を歌う」は所属するカンツォーネ教室の発表会で歌ったことがある。Ornella Vanoniの歌でヒットした「L’appuntamento(逢引き)」は彼の