連載:古典芸能

久しぶりの真打昇進披露公演

昨日、国立演芸場で柳家さん花(柳家小んぶ改メ)の真打昇進披露公演を観た。
今秋、落語協会では四人の真打が誕生した。
コロナ禍の前なら、全員の公演を観たかも知れないが、今回は一人だけにした。
誰にするか迷ったが、師匠である柳家さん喬の落語が好きなので、柳家さん花を選んだ。

玄関前には贔屓から贈られた、柳家さん花の“のぼり旗”が並んでいた。
中に入ると、幾つもの花籠が飾られて、披露公演に独特のお祝い気分に溢れていた。
二階のロビーでは、通常だと新真打の扇子や手拭を売っているが、今回は無い。
コロナ禍だから、自重するのは止むを得ないが、やはり寂しい。

お馴