「国立演芸場」の日記一覧

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国立演芸場の解体 鹿芝居が無くならない?

10月をもって永田町の国立演芸場(私は半蔵門線の永田町駅で降りるので)が建て直しのため利用停止となりました。 この先建て直しには何年かかるか分かりませんが心配事があります。 ここ国立演芸場ではこれまで金原亭馬生一座?と申しますか馬生師匠が先頭に立って「鹿芝居」を見せて来ました。 コロナ前ですと年に1度はほぼありましたので国立演芸場のカレンダーには「鹿芝居」がどこかの月にあったと思います…

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歌丸師匠を彷彿させる凄い拍手(古今亭菊之丞)

最近、国立演芸場へ行くのは、月一回を目途にしている。 他に定例会やサークルの飲み会があるので、その程度にしないと年金生活の家計は厳しくなる。 9月の国立演芸場は、師匠(上席10人・中席7人)が交代でトリを勤めている。 色々迷って、三笑亭夢太朗がトリを勤める、上席9日目を観た。 翌朝も、夢太朗が熱演した『中村仲蔵』の興奮が残っていたが、何気なくパンフレットを見ていたら、無性に中席も観た…

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江戸家猫八の襲名披露口上

国立演芸場5月中席2日目に、五代目江戸家猫八の襲名披露興行を見た。 池袋演芸場4月下席(昼の部)2日目も見たので、猫八の襲名披露は二回目である。 また、国立演芸場で色物の襲名披露を見たのは、2017年12月中席(初日・6日目)の立花家橘之助(浮世節)と今回の猫八(ものまね)の二人だけだ。 同じ色物でも、橘之助は先代三遊亭圓歌の門下だったが、猫八は一匹狼と言って良いだろうから、今回の襲名披露…

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三遊亭円丈師匠の思い出

通常、寄席の定席は、事前に演題を公表しない。 その日の客層により口演する噺を決めることや、先に高座へ上がった落語家と噺が重ならない様にする為と言われている。 噺に入る前のマクラを聴いていると、何を口演するか分かることもある。 新作落語は、名前の通り新しく作った噺だから分からないことが多いけど、昔から演じ続けられている古典落語は、可なり分かるようになった。 初めて行った池袋演芸場で、4…

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鹿芝居『らくだ』(初代国立演芸場さよなら公演)

国立演芸場の2月中席は、金原亭馬生を座頭として、鹿芝居(大喜利)をやって来た。 噺家の芝居だが、頭の「はな」を取って、「しかしばい」と呼んでいる。 毎年、鹿芝居を楽しみにしているが、コロナ禍で中止していた。 今回、後半の5日間だけだが、3年ぶりに再開することになり、千穐楽のチケットを取った。 今回の演目は、落語でもお馴染みの『らくだ』だが、出演者を減らしてコロナ禍に配慮した。 配役…

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初笑い(新春国立名人会)

新春の国立演芸場は、定席は中席だけで上席がなく、2日から7日まで新春国立名人会を開催している。 2日だけ2回で、7日までの6日間に7回の公演がある。 テレビ番組の「笑点」でお馴染みの林家たい平が、落語家としては最初に高座に上がるのだから、出演者が錚々たるメンバーであることは想像できるだろう。 今まで、人間国宝の柳家小三治がトリを務めていた千穐楽を見てきたが、彼が亡くなったので、今年は何日に…

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体調不良の寄席通い

昨年の2月以降、コロナ禍に配慮して、寄席通いを自粛していた。 とはいえ、皆無だった訳ではないが。 今年の6月にワクチンを接種したこともあり、10月から月一回を目途に、国立演芸場通いを再開した。 桂歌丸の総領弟子である桂歌春がトリを務める、12月上席6日目のチケットを取った。 昨日は、朝から体調が良くなかった。 熱はなく、食欲はあったが、血圧が高かった。 インフルエンザ予防接種の副作用を疑ったが…

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今年になって他界した噺家の思い出

自身が後期高齢者に間近だからか、著名人の訃報が気になってしょうがない。 今年、人間国宝の三遊亭小三治(敬称略/以下同様)、上方落語の笑福亭仁鶴、奇術のパルト小石(ナポレオンズ)など、多くの寄席演芸家が亡くなった。 今回、国立演芸場で観たことがある、演芸家に絞って思い出をまとめてみる。 全てを網羅した訳でないことを、お断りしておく。 ■鏡味仙三郎(74歳/1月30日没)太神楽曲芸師 国立演芸場2…

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久しぶりの真打昇進披露公演

昨日、国立演芸場で柳家さん花(柳家小んぶ改メ)の真打昇進披露公演を観た。 今秋、落語協会では四人の真打が誕生した。 コロナ禍の前なら、全員の公演を観たかも知れないが、今回は一人だけにした。 誰にするか迷ったが、師匠である柳家さん喬の落語が好きなので、柳家さん花を選んだ。 玄関前には贔屓から贈られた、柳家さん花の“のぼり旗”が並んでいた。 中に入ると、幾つもの花籠が飾られて、披露公演に独特のお祝…

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夢太朗師匠とお喋り

10週間ぶりに国立演芸場へ行った。 開演15分前からある前座の開口一番で、300席ある客席に15人ほどの客しか居なかった。 中入りになると、客は30~40人ほどに増えていた。 それでも、三密には程遠い状態だった。 トリの三笑亭夢太朗は、廓噺の『品川心中』を高座に上げた。 お馴染みの噺だが、途中で飽きることもなく、最後まで楽しむ事が出来た。 高座のままの姿で、夢太朗師匠はロビーで客を見送ってくれ…

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落語と中華料理

昨日は、久しぶりに国立名人会を見た。 最近、定席(上席、中席)ばかりだった。 出演者は菊生、金時、小燕枝、市馬で、素晴らしい噺家が揃った 大いに楽しんだのは、言うまでもない。 今回は、パトさんと一緒だった。 落語の後の一杯も、楽しみにしていた。 近くの中華料理店で、ビールと焼酎を飲みながら、落語談義に花が咲いた。 いつもながら、良い一日だった。