谷中霊園 「時の人」巡り

ここに来るのは何十年ぶりだろう。このエリアが谷根千と持て囃されるよりも前、何度も訪れたものだった。

霊園管理所を背にして、寛永寺墓地へ進む。道しるべが完備しているので迷うことは無い。
傷みの目立つ壁をぐるりと回ると、徳川慶喜の墓。今年は草彅くんのイメージが強い。それにしても雰囲気がよく似ていること。
神式に則った石造りの塚。大井にある伊藤博文の墓と同じ作りだ。
「豚一」とか「二心殿」など明治新政府にケチの付けられ放題だった人物像も、近年は眼鏡の色が抜けて修正されつつある。

次は正に時の人、渋沢栄一とその一族の墓廟。周囲の整備工事の影響か、妙にスッキリ