御府内八十八箇所巡り、台東区谷中 続き 護国山天王寺

今日は日暮里駅からスタート。南口から、沢山のJRや京成のレールを跨ぐもみじ橋を渡り、階段を登ると天王寺だ。

府内の寺は、江戸開府以後のものが多いが、天王寺は珍しく、日蓮に所縁がある古刹だ。
湯島天神、目黒不動と並ぶ、江戸三富(くじ)の興行所で、大いに賑わったらしい。
周辺を天王寺町と称したほど、広大な敷地を有していた。因みに谷中霊園の中心にあった五重塔(焼失、昭和32年!)は、天王寺のもの。

塀沿い、取っ付きの新しい門は緩やかなスロープで参詣者を招く。正面の本堂は、奈良の寺院を連想させるような間口の広さ。

堂前に安置された釈迦如来像は、元禄年間に鋳