いよいよ、冬の訪れは近い
昨今、コロナ禍のおちつきから、商店街の人通りが、以前のにぎわいに戻りつつある
いくつかある居酒屋、飲食店には総じて、お客さんの姿を見ることができる
しかし、そんな中、ある一軒の飲食店には、まるっきりお客さんが入っていないのだ
その店はコロナ禍の前から、他の隣接する飲食店のなかでは、一番、客の入りが少くはあった
そうではあったのだが、今となっても、まるで、この一軒だけがコロナ禍にあるままのようだ
店構えは洋食屋風で、けっして見た感じが悪いわけではない
東南アジア系に見える人の経営による店だ
どこの国の、何料理なのか
連載:妄想爺やの春夏秋冬5