連載:妄想爺やの春夏秋冬5

商店街でお客が全く入らない一軒のある飲食店

いよいよ、冬の訪れは近い

昨今、コロナ禍のおちつきから、商店街の人通りが、以前のにぎわいに戻りつつある

いくつかある居酒屋、飲食店には総じて、お客さんの姿を見ることができる

しかし、そんな中、ある一軒の飲食店には、まるっきりお客さんが入っていないのだ

その店はコロナ禍の前から、他の隣接する飲食店のなかでは、一番、客の入りが少くはあった

そうではあったのだが、今となっても、まるで、この一軒だけがコロナ禍にあるままのようだ

店構えは洋食屋風で、けっして見た感じが悪いわけではない

東南アジア系に見える人の経営による店だ

どこの国の、何料理なのか