とある反省の弁

ここのところ日記欄の無沙汰続きなので、3ケ月ほどまえに所属結社から依頼を受けて書いた雑文を、日記代わりに掲示しておきます。



 のっけから私事で恐縮であるが、昨年の二〇二〇年をもって会社を定年退職し、それに伴い職場句会は廃部となった。
 定年退職といっても、テレビドラマ等で見るような送別会が催され、腕に抱えるほどの花束を酔っぱらって、電車で持て余すような華やかなこともなく、単純に翌日から契約社員としてのコードを新たに割り振られ、引き続き粛々と勤務をしている。唯一の心残りは、連綿と続いてきた職場句会をそのまま次世代に引き継げなかった事である。
 私が引