連載:妄想爺やの春夏秋冬5

街なかにある地に足がついていない鳥居

街なかに、昔ながらのお社やお地蔵様が祀られていたりする

たぶん、祀られた当時には周りにビルや店舗や施設などはなく、それなりに人の目につく存在であったのだろう

近所の街なかの商店街に弁財天が祀られたお社がある

夏には弁財天祭りが催され、神輿も担がれたりし、それなりに賑わう

だが、昨今の若い人らには今のその社の在り処を知らない人が多いように思う

なにしろ、商店街の外れの人通りのない見通しの悪い、行き止まりのその端っこの場なのだ

参道らしきものもない

たぶん、商店街の有志らにより、なんとか弁財天の社を人目につくようにと道標を設えたのだろう

それ