目標はある

89才、友人知人のいない超高齢者だが、生きる目標はある、
深山幽谷の屹立する古木として生きる。
訪れる人いない、生き甲斐ない、水・栄養いらない、お天気関係ない、虫食い自由、啄木鳥自由、眼が見えない、ミミ聞こえない、時計ない、寒暖計ない、福祉ない、
ないない尽くしで、ある日大風が吹いて根元からボッキリ折れて、惜しまれることなく去る。(ただし折れるまで税金徴収人だけは忘れずに来る)
これこそ理想の最後である。宮沢賢治よりスッキリしている。

カテゴリ:日常・住まい