連載:妄想爺やの春夏秋冬6

人の道 車の道もなき深雪 一足早い五日恵比寿

午後に2時間ほど初雪が降った

やんで後、すぐの晴れ間に、雪は積もることはなかった

正月明け、日常の街に戻った

テレビのニュースで見る他府県の雪とは異なる、慎ましい初雪であった

拙句一句

人の道
車の道も
なき深雪(みゆき)

三ヶ日が明けて翌日の4日、宵宮となる五日恵比寿で賑わっていた

奈良公園界隈にある商店街の外れに祀られている小さな社の恵比寿さまだ

早くも今日は残り福になる

本来、十日戎であるのだが、五日恵比寿である由縁については知らない

他府県にもいくつかは、あるようではある

十日戎を待つ人は、多いだろ

されど割と、商店街を