江戸十大祖師 台東区1 龍鳴山本覚寺

都営地下鉄大江戸線新御徒町駅下車し、清洲橋通りを北上する。早足で歩くと少し汗ばむ。寺の隙間に建てこんでいた町屋がどんどんビルやマンションに変わっていき、狭い道路には日が当たらない。体を冷やそうと手袋を外したら、冷たい風に指先が痛くなる。

適当な所で右折したら、本覚寺の墓地の脇にぶつかった。ぐるっと半周りして門前に出る。門の取っつきにある祖師堂からは読経が流れる。

天正(あるいは永禄、どっちにしても16世紀後半)年間の開山。明暦の大火後、現在の場所に移転したと伝える。
祖師堂の向かいには寺の歴史を伝える多くの百度石が立つ。
山門を入った突き当りに、モダ