「江戸十大祖師」の日記一覧

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江戸十大祖師 大団円 台東区3 元浅草 安立山長遠寺

千住車庫前バス停から同じバスで戻り、浅草一丁目バス停下車。上野公園行きに乗り換えて、東上野六丁目バス停下車。 東京メトロ銀座線稲荷町駅を背に、南へ歩く。ここでオバサンに台東区役所への道を聞かれ、グーグルマップを示して上野駅方面への道を教えたが、無事に着けたかしらん。 長遠寺は「どぶだなの祖師さま」と呼ばれる。「どぶだな」は江戸、浅草新寺町(台東区元浅草二丁目)付近の地を指す俗称だとか。 杉並堀…

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江戸十大祖師 妙祐山宗林寺

谷中小学校前の信号を右折して進む。白壁に黒い瓦、隅の三階建ての建物が櫓のように見えて「イカ」してる。 https://kofunmeguri.hatenablog.com/entry/2019/06/29/000000 サイトにある煉瓦塀には気づかなかった。 大圓寺の煉瓦塀に沿って進む。 http://www.hotetu.net/Brick/Brickstructure/181124reng…

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谷中ブラブラ 全生庵(山岡鉄舟)と天龍院(伊東玄朴)

瑞輪寺から千駄木方面へ坂を下る。途中に幽霊の絵で知られる全生庵。今日は初めて墓域に進む。案内板もなく、適当に進んだら鉄舟の墓の前に出られた。(写真左、中) https://zenshoan.com/ 幽霊ゆかりの圓朝の墓は見つけられず。 全生庵の向かいは天龍院、何時も素通りしていたけれど、伊東玄朴の墓があるというので寄ってみた。 門の辺りは敷地に余裕が無さそうな感じがしたが、堂の裏に回ると墓域…

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江戸十大祖師 台東区2 谷中 慈雲山瑞輪寺

10日ぶりに孫も登校したが、集団はいつもの半分以下の3人だけ。感染を危惧してリモート授業を選ぶ家庭も多そうだ。 亀戸駅から上26の都バスで谷中バス停下車。谷中六丁目の交差点を北上する。寺の海を泳ぐような谷中、団子坂へ至る通りにぶつかる直前に瑞輪寺があった。(写真左) 門柱に掛かる「東京七面山」の看板が眩しい。七面山は南アルプスに連なる山で、日蓮宗では聖地とされる。2000m弱なのでそのうち行こ…

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江戸十大祖師 千歳烏山・妙祐山幸龍寺と玉川上水

幸龍寺は千歳烏山寺町の中央に位置している。京王線千歳烏山駅から関東バス烏01の循環バスで寺院通り3番バス停下車。寺はバス停の真ん前。(写真左) 門前の解説板を読む。 徳川家康が浜松城に拠点を置いていた天正7年(1579)、秀忠の乳母が彼の無事な成長を祈って建立した。その後、家康に従って、駿府、江戸(神田湯島)へと移転。 将軍家の祈願所として熱い尊崇を受け、更に家光から土地を寄進され、浅草へ移転…

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江戸十大祖師 台東区1 妓楽山妙音寺

聖徳寺横の十字路を南に下がり、右折すると妙音寺だ。山門(写真左)は先にあるので、道路に面する本堂と庫裡から入る。(写真中) 本堂脇に水の澄んだ池があり、小さな弁天堂と奥に中国風の石(コンクリート)橋が架かる。これが山号の由来か。(写真右) 寺伝によれば、駿河の蓮永寺にいた安立院日雄上人は夢で妙音弁財天のお告げを受け、自ら弁財天の尊像を刻み江戸へ向かった。馬喰町に一寺を建立、弁財天の夢のお告…

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祖師巡りの余禄 玉川兄弟の墓(用明山聖徳寺)

本覚寺を出て次の妙音寺へ向かう。途中、用明山聖徳寺の門前に小さな石碑と解説板を見つける。 玉川兄弟は江戸の発展に伴う水不足解消のため玉川上水を開削し、工事の成功により玉川の姓を賜った、というがその出生は明らかでない。 墓所は綺麗に整理されており、奥が兄の庄右エ門、手前が弟の清右衛門の墓である。

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江戸十大祖師 台東区1 龍鳴山本覚寺

都営地下鉄大江戸線新御徒町駅下車し、清洲橋通りを北上する。早足で歩くと少し汗ばむ。寺の隙間に建てこんでいた町屋がどんどんビルやマンションに変わっていき、狭い道路には日が当たらない。体を冷やそうと手袋を外したら、冷たい風に指先が痛くなる。 適当な所で右折したら、本覚寺の墓地の脇にぶつかった。ぐるっと半周りして門前に出る。門の取っつきにある祖師堂からは読経が流れる。 天正(あるいは永禄、どっちに…

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江戸十大祖師 墨田区 平河山法恩寺2

風が止まない。参道脇の子院のポリバケツが大きな音を立てて転がって行った。このバケツは寺から帰る時、住職さんらしき方が回収していた。 コロナの影響で檀家以外の参詣お断り、という寺院が増えた中、山門前の看板の最後の文章が嬉しい。(写真左) 墓域には開基の墓と並んで大きな五輪塔が立つ。太田氏七代の供養塔で、17世紀後半の作とか。(写真中、一番右の塔) 太田氏の子孫は初代浜松藩主となり、掛川藩主と…

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江戸十大祖師 墨田区 平河山法恩寺1 

大横川親水公園を北上して、その名も法恩寺橋脇で一般道路に戻る。大正14年に震災復興事業橋として竣工した、近代建築遺産だ。(写真左) 開基は太田道灌、江戸城の祈願所として平河(千代田区平河町)に建立された。平河山の号はこれに因む。その後、神田、谷中を経て、元禄年代に当地へ移転した。 地名の「太平」は、太田道灌の「太」と山号の「平」から採られた、と言われている。 下町の寺には珍しく、参道が整備さ…

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江戸十大祖師 江東区 法苑山浄心寺

晴れているが風が非常に強い。自転車のバランスを崩しそうだ。日本海側の猛吹雪が偲ばれる。 深川の寺町の一角にある法苑山浄心寺。門前にお題目を彫りこんだ大きな石碑が立つ。四代将軍徳川家綱の乳母、三沢局の発願で建立された。(写真左) 三沢局は馴染みが無いが、小堀遠州の妻、だそうよ。 興隆期には幕府から十万石の格式を許された名刹であった。本山、身延からの出開帳もあったという。 境内の北側に寄せたように…

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江戸十大祖師 杉並区 報新山宗延寺と梅里寺町巡り1 真盛寺

お大師さん巡りが一段落。次は家の宗派である日蓮さんの所でも行くか、と江戸十大祖師を巡ることにした。まず、やや遠めの杉並区から。 新宿駅から代田駅行き都バス宿91をセシオン杉並バス停で下車。交通の激しい環七の歩道橋を渡り、そのまま向かいの梅里公園へ入る。陽だまりで保育園児たちが元気に遊ぶ。 公園を南に進むと寺院らしき塀が現れる。これに沿って進むと、天羅山真盛寺の門前に出た。天台真盛宗の東京別院…