ネコの話(番外青春篇)

大学2年生だった1976年の5月中旬に子猫を拾った。

当時私は親元を離れて東京の大学に通っており、阿佐ヶ谷にある学生アパートで暮らしていた。(注)
私は大学祭の実行委員会に所属していたが、本祭が6月に行われるので毎年ゴールデンウィークを過ぎると一気に忙しくなる。
そんな慌ただしい一日がやっと終わった5/11(火)の19時過ぎに阿佐ヶ谷駅からアパートへ帰る途中で、1匹の子猫が道端で鳴いているのを見つけた。
生後間もない白黒のブチの子猫であった。
私が近寄っても逃げるどころかすり寄って来て一層盛大に鳴く。

私は急に父性(?)本能を刺激され