新句会発足第一回





   雨戸開け又閉め過ぐる春ひとり  花眼


   糸切れし手毬やそっとたなごころ 花眼


   ショパン聴く窓に二月の空昏るる 撫子


   待春や一筆箋に書く便り     撫子


   挨拶を交わす坂道着ぶくれて   撫子


   一葉の青きに逝きしたけくらべ  夏生


   猫眠る庭に生えたるフキノトウ  夏生


   寒月下靴音硬きアスファルト   巴琴


   年輪もおぼろげなりぬ春の雪   巴琴








以前の句会はいったん中止のようだ。ようだというのは、真っ先に私が退会したからその後は知らず。その後に句会員