三十六歌仙シリーズです
三十六歌仙で5人しかいない女流歌人です
■■斎宮女御■■
袖にさへ 秋のゆふべは しられけり きえしあさぢが 露をかけつつ
袖にさえ秋の夕暮はそれと知られます。
浅茅の露のように儚く消えてしまわれた帝をお偲びしては、涙を注ぎかけて。
三十六歌仙シリーズでは、斎宮にかかわる歌を2首紹介しました。
皇室の娘が、伊勢神宮へ行って神に仕える
若い女性なのに男性関係を絶たなきゃいけない
悲しいドラマがもろもろ
という事でした。
いよいよ今回、斎宮本人です。
歌も「袖」から始まっています。
「袖」が入っていれば泣いているに違いありませ
連載:短歌、百人一首