秋夕焼どこまで行けどこの世なる 栗原公子
京路地のかごめかごめや秋夕焼 山田和
稜線の木々明らかに秋夕焼 久松久子
屋上は遠くまで空秋夕焼 高橋笛美
バスの客皆染まりたる秋夕焼 中野たけみ
地下を出て秋夕焼の高架ゆく 鵜飼紫生
秋夕焼みんなの顔が真っ赤っ赤 アロマ
東京の秋の夕焼のビル囲ひ 河原一夫
下宿屋の残る本郷秋夕焼 稲垣佳子
スカイツリーいつとき化粧ふ秋夕焼 中村紀美子
風少し秋夕焼けの彼方より 白石正躬
秋夕焼お寺の鐘がゴーンと鳴る アロマ
束の