秋夕焼どこまで行けどこの世なる 栗原公子 京路地のかごめかごめや秋夕焼 山田和 稜線の木々明らかに秋夕焼 久松久子 屋上は遠くまで空秋夕焼 高橋笛美 バスの客皆染まりたる秋夕焼 中野たけみ 地下を出て秋夕焼の高架ゆく 鵜飼紫生 秋夕焼みんなの顔が真っ赤っ赤 アロマ 東京の秋の夕焼のビル囲ひ 河原一夫 下宿屋の残る本郷秋夕焼 …
櫻貝に混じる色貝千種貝 岩下芳子 沖の声能登金剛の桜貝 山田六甲 桜貝仄かな紅は恋心 アロマ サマーセーターのブローチ桜貝 アロマ 山の子の小さき宝さくら貝 木村美翠 さくら貝五枚並べて花にする 齊藤實 潮騒はあの日の調べ桜貝 稲畑廣太郎 浮世絵の由比ケ浜砂桜貝 加瀬伸子 目つむれば街騒も波さくら貝 井原美鳥 桜貝濡れて…