23 「わが心のジェニファー」浅田次郎 読書感想 その1

なぜか、この読書には、時間がかかってしまった。スリルとか、推理を呼び込むような小説ではなく、「日本の紹介」といった小説だったからだろう。読んでみて、浅田作品の中では、異色の部類に入るのではないかと思った。
しかし、読み終わってみて、自分が日本人であるために、あまり、気づかない部分を気づかせてくれたような感じもする。

アメリカ人の青年ラリーが、恋人のジェニファーにプロポーズをしようとするが、その前に、ジェニファーから、日本を見てきて、と課題がだされ、それで、アメリカ人青年ラリーは、日本旅行に出かけ、さまざまな分野で、アメリカ文化との相違、アメリカ人の感性