連載:人間関係・交わり

wakohの交友を顧みると(その1)幼稚園での友人の中から(1693)

 wakohの義母は、95歳で召天するまで、若くして夫を喪い、自らの母と娘(つまりwakohの家内)と3人暮らしの時期がかなりあり、戦後のこととて、生活は苦しかったであろうが、熱心なキリスト教信者であり、基本的に明るく、生き抜いた、そんな人だった。最晩年に至るまで、杖一つつかずに元気だった。
 その義母は、その最晩年、何かの時に、家内に向かって、「もう誰もおらんようになってしもうた」とつくづく嘆声を発したことがあるようだ。wakoh自身は直接聴いたわけではなく、義母の死後、家内を通して聴いただけではあったが。
 wakohはもうやがて91歳にならんとして