瀬戸内寂聴さんとの思い出

瀬戸内寂聴さんが亡くなった。彼女は若いころ華やかで、不道徳な恋多き女性、人生後半は仏に身をゆだね、まじめに行きていたと思う。原発問題を通じて彼女に興味を持った。「福島の人がかわいそう、何とかとかしなければ、私にできること何でもする」弱者に寄り添い、助けようとしたことはパフォーマンスでないと思う。人生のバランスをとって、あの世に逝ってしまった。ご冥福をお祈りします。    『夏の終わり』 瀬戸内寂聴著    以前は女の業を描く私小説に興味がなかった。ただ、この作家の原発反対の立場での声聞いて以来、『源氏物語の女君たち』から読み始め、この作家の多様性を感じる